マラソンについて

恥骨結合炎【鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群】の治療について

恥骨結合炎(groin pain syndrome)

 

【鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群】とは

 

以前に恥骨結合炎の記事を書いたのですが、治癒された方の続報が

入りましたので掲載致しますね。元気走で良かった。嬉しいです。

 

2018年4月21日-22日 250キロ完走(完踏)

以前記事を書いてその後、1年経過しました。

再発せず練習が出来て、2018年のさくら道国際ネイチャーランも無事に完踏出来たそうです

暑いレースでリタイア50名以上の厳しいレースだったようです。

痛くない、だけではなく、痛める前のパフォーマンスへ戻す。

今まで以上に動けるよう調整する。をテーマにこれからもやっていきます。

 

2017年3月 完治報告

 

2017年3/9日木曜日 1名ほぼ完治しました。

治療期間約3か月。歩くのも辛い恥骨結合炎をどうやって治療したのか

いろいろ情報を書いていきます。

2016年 神戸マラソンにて発症

2017年 寝屋川ハーフマラソン、ABC篠山マラソン完走

 

恥骨結合炎 症状

「走り終わってから、腹筋が痛い、内ももが痛い、特に下腹部が痛い」

が神戸マラソン後最初の主訴でした。

恥骨結合炎・鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群の症状は

  • 鼠径部の痛みがいつまでも取れない
  • 股関節周囲に違和感がある
  • 朝起き上がる時にとても痛い
  • 靴や靴下を履く体制が痛い
  • 椅子やソファーに座る瞬間が痛い

咳やくしゃみの瞬間下腹部に響く
といった訴えが多いです。

まさに上記の症状を仰っていて、重症化、長期戦になるだろうと覚悟しました。

恥骨結合炎・鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群の治療にかかる期間とは

今回私が担当したケースでは3か月で走れるようになりました。

※走れるのと痛くないのを分けて考えています。実際何も痛みを感じなくなったのは1年後でした。

 

一般的には完治まで安静にして12か月~18か月といった重症例もあります

私は完全休養よりアクティブレスト※が良いと考えています。

※安静にしてじっとしているより、患部に負担がかからないようにしながら運動する事

今回の方も走るのはストップしましたが、水泳を毎日2キロ~4キロ泳いで

心肺機能の向上に特化して身体を動かして貰っていました。

 

恥骨結合炎・鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群のリハビリとしても

水泳トレーニングはとても大切だと思います。

 

恥骨結合炎 治療法

ずばり腹直筋、大腰筋、内転筋、腸腰筋、大腿直筋を30秒以上の定圧

大殿筋と中殿筋を鬼押し※30秒以上(肘や膝で圧迫も可)

※鬼押しは「痛い痛いと仰っていても離さない事からそう呼んでいます」

 

内転筋 陰廉 足五里 あたり

スカルパ三角【縫工筋、長内転筋の内側縁、鼠径靱帯】腸腰筋を定圧30秒

横骨 気衝も定圧30秒

下腹部と陰廉、足五里はしっかり鍼を響かせるというのが重要です。

 

さらっと書きましたが、めちゃめちゃ秘伝の治療ポイントを公開してます

このポイントしっかり効かせれば必ず短期間で治癒します。

 

恥骨結合炎 ストレッチ

  1. パトリックテストの体勢でストレッチ 内転筋を伸ばす
  2. 大殿筋、中殿筋のストレッチ
  3. 腹直筋、大腰筋、腸腰筋をストレッチ

 

プロのサッカー選手が引退するか悩むとさえ言われる恥骨結合炎

しかし恥骨結合炎・鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群の治療は

絶対外せないポイントさえ理解していれば大丈夫です。

 

神戸マラソンを歩くようなペース、リタイヤ寸前でゴールして

3か月歩いても座っても痛い恥骨結合炎・鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群が

たった3か月で動き出せたので、その考え方を公開しました。

【途中経過を本院ブログでも掲載していた】

いろいろとっておきの技がありますので、随時公開していきます。

【2018.5 加筆】

 

動けるようになってからは血行促進、筋テンションの正常化、神経興奮を抑える

を考えて施術しました。

いわゆるスポーツマッサージでは刺激量が足りないので

鍼パルスを使ったり

 

腸脛靭帯に弱めのお灸をすえたりしました。

 

週ごとに痛みが減っていきます。

走った後少し気になった(走れない訳ではない)

朝起きた時違和感を感じた(体温が上がると気にならない)

というように軽減していき、鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群の症状は消失していきました。

 

あん摩マッサージ指圧師だけでもちょっと対応しきれない部分もありますし

鍼灸師だけでは蝕知するには足りなすぎる部分もありますので

指圧やマッサージにて鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群に関わる部分を

よく蝕知しておくことが大切ですし、鍼とお灸によって、テンションのかかり具合や

神経の亢進、抑制をイメージするという事も大切だと思います。

 

じっとして安静に治すのがセオリーかとは思いますが

考えている以上に時間がかかる為、市民ランナーの方などは

走る事を諦めてしまうぐらい、気持ちがナーバスになるのが

鼠径部痛症候群・グロインペイン症候群の治療です。

身体のケアだけではなく、必ず治しきるという覚悟と一緒に支えていく

という気持ちが、本症例と向き合う上で大切なポイントかと

私は考えています。

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